2011-01-01から1年間の記事一覧

スティーブ・ジョブス追悼文「未来に当たり前にあるもの」の意味

消えるテクノロジー テクノロジーは、発達すると"消える"。とは言っても、テクノロジー自体が無くなるわけではない。むしろ、そのテクノロジーを使った装置の数自体は増えていく。でも、特定のテクノロジーが発達すればするほど、それは小型化し、他のテクノ…

不妊虫放飼、セクサロイドと人類の破滅

不妊虫放飼という害虫の駆除方法があるそうです。この方法では、人工的に、交尾を行っても産卵できないようにした害虫を大量に放ちます*1。するとどうなるかというと、元から居た害虫が不妊化された昆虫と交尾した場合、産卵ができなくなります。結果として…

京都のお寺のマーケティング?

連休の間に京都に一泊二日で旅行してきました。京都に行くのは都合4回目なのですが、行くたびにいろいろな発見や楽しみがあって本当に楽しいです。京都の街の中を歩いていると、行政・チェーンの飲食店や宿泊施設から、個人経営と思われる小さい飲食店やおみ…

自由と平等

経済思想とは、結局のところ、「自由と平等のバランスをどう取るかという問題なのだ。 」ということを、前にテレビである人が言っていました。 僕はこれを聞いて、なるほどなぁとポンと膝を打つ思いでした。こうやって、複雑な問題を一言で言い表せる人って…

カート・ヴォネガット「プレイヤー・ピアノ」書評

この本は、預言書であり革命書だ!と思う。 プレイヤー・ピアノ (ハヤカワ文庫SF)作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,Jr. Vonnegut Kurt,浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/01/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブロ…

よいこのための新左翼入門 序 「なぜ左翼は内ゲバに走るのか?」

(某所で書いたモノの転載です)これからしばらく、戦後の日本の学生・労働運動と新左翼運動を、自分の知識の範囲で解説していみたいと思います。(ちなみに僕は80年代生まれで、この時代の運動を直接知っている訳ではありません。また、これらの運動を評価した…

「現代経済学の直観的方法」書評

恥ずかしい話なんだけれど、僕は昔、といっても高校を卒業するくらいまで、経済がどうして成長するのかが直観的に理解できなかった。 人が店で物を買う、店はまた別の企業から商品を買い、企業は人を雇って(労働力を買って)商品を作る。その流れだけを見れば…

kindle3レビュー

kindle3を購入したのが、手元の記録だと確か9月の頭。 購入して以来すっかりはまってしまい、これまでほぼ一日欠かさず使っている。紹介するには多少旬が過ぎてしまったようにも思うけど、特に日本の英語学習者にとってはかなりオススメなデバイスだと思うの…